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ノート術2010

毎年,年度最初のコラムは「ノートの使い方」を語っています。同じ内容もだいぶありますが,ちょっとずつ気づいたことを更新しています。 例えば,「○○ノート」の類い。 ドットが入っていてそろえやすい,補助線があって文字の大きさを整えやすいと確かに便利です。 でも,「何のために使っているか」考えたことがありますか?
結論から言うと「見やすいノートを作るための通過点」であって,そのシリーズのノートを愛用し続けることはオススメしません。 きちんと文頭をそろえられるようになったり,文字のバランスがよくなったら,英語の四線ノートと同様に「普通のノート」に切り替え,ノートは何でもいい,という状態が好ましいです。 でも,現状でドットや補助線を無視した使い方をしているのなら論外。 トレーニングとして「流行のノート」をしっかり使いましょう。 目的無しで使っているのなら,絶対頭は良くなりません。 私もだいぶノートにはこだわっており,「モレスキン」という1800円もするノートを使っています。 ハードカバーで覆われていて,手帳サイズの無地のノートです。 ホント,これはいい!と気分も高まる存在です。
さて,これだけいいのなら普通はみんなにも薦めるところですが,答えはNOです。 学生時代のノートは消費量が多い,情報保存よりもトレーニング要素が高い,使用用途(5教科)が限定されている,など,とても1冊のノートに収めるのが難しいのです。 ですから,「どんなノートを使うか」という「モノ」へのこだわりではなく,「どう使うか」という「技術」のこだわりを伝えたいです。
ノートは年齢によって使い方が異なる,ということを頭に入れておいてください。 そして,「東大生のノート術」ではなく,「身近な人のノート工夫」をどんどん取り入れてください。
さて,皆さんは私が授業中に言い続けている「ノートの重要性」に気づいてきましたか。 まだまだ「やらされている」と感じているだけの人が多いかもしれません。 しかし,気づき始めている人もいます。 その人たちはノートはただ黒板に書かれたものを写すだけのものと考えるのではなく,「ノートの役割分担」を理解してきているのです。
では,ノートの役割分担とはなんでしょう。 まず真っ先に挙げられるのが「データバンク」としての役割です。 教科書やプリント,授業中の先生の言葉にはいっぱい大切なことが含まれています。 しかし,それらを一度聞いただけで頭に入る人はなかなかいません。 だから,何度も見返すためにノートを取ります。また,見返すためにも少なくとも黒板の内容を書き取る,「丁寧な字」で書く,などやるべきことは見えてくるはずです。 このようなことを考えずにノートを取っていてはまったく成長がありません。 だから,常に「なぜこうやるのがいいのだろう」「どうやったらうまくノートがとれるのだろう」と考えることが大切です。 次に,何度見直しても覚えられない内容が出てきます。 そのときにはやはり「何度も書く」ことが必要です。 ノートの役割の2つ目はこの「何度も書くための演習用紙」であることです。 だから,用語を覚えるときやテキストを繰り返してやるときにノートを使います。 用語を覚えるためならノート1冊でも大丈夫ですが,テキストの繰り返しの時には1冊では不便です。 なぜなら1回目は予習としてノートにやるので,中途半端なページで教科を切り替えるとどこまでやったか分からなくなるからです。 だから,せめて5教科1冊ずつノートを準備し,頭の切り替えをするようにしましょう。 3つ目は「備忘録」,つまり予定や約束を忘れないためにノートを使います。
しかし,ノートの余白にちょこちょこっとメモして宿題を忘れた経験はありませんか。 予定は常に同じページを見直すことで管理できます。 だから,手帳が一番なのですが,まずは明和塾で毎月配付している「手帳シート」を使いこなしてください。 宿題と予定が一目で分かります。 それを常に使うノート,バインダーなどに挟めておきましょう。 これでノートの基礎はバッチリです。 手帳を使いこなしたい人には個別指導します(笑)。

明和塾ノート術チェック

□ノートの規格(どんなノートを買うか) □試行錯誤が大切だから
□とにかく補給しやすい普通のノート □なるべく濃い芯を使う
□補給基地はコンビニが一番 □ノートに演習するときはボールペン可
□百均や無印などよく行く店でもOK □ただし,修正液禁止,テープ許容
□もちろん,明和購買部も活用しよう □プリントやテストは必ずシャープペンで!
□中1や英語が苦手な人は英語ノートを使う □入試を意識した答案作りが大切
□ノートの書式 □だから汚い書き方はマイナス
□日付 □読めない字は得点にならない
□教科名 □消しゴムを使わない答案は採点しない!
□タイトル □もったいないと言わずに余白を空ける
□ノートの取り方 □ノートの役割
□先生の話を聞き逃すのは論外! □自分だけの参考書!
□だから,「板書」は「ボールペン」で書く! □内容を覚えるための演習用紙
□間違いは消さなくてもいい □ルーズリーフを活用する
□二重線で訂正(ミスが分かる) □演習のときも日付・教科名・タイトル!
□間違わないように慎重に書くようになる □特にページ・大問・小問番号も書く
□色分けは自分の意志でやる □教科別に5冊に分ける
□問題演習はシャープペンでやる □予定の管理は「明和塾手帳シート」 ※予定管理については次回
  □小テストはBBP(ビッグバードペーパー※)
※BBP=明和塾のテスト専用用紙